廃人スロッターだくおの物語
サラリーマンとして、
会社に服従する日々に嫌気がさした僕は、
会社を辞めることを意識し始めるようになりました。
でも別にやりたい仕事とかなかったし、
特に何か行動を起こすわけでもなく、
すっかり身になじんでしまったサラリーマンの
ルーチンワーク的生活を送っていました。
そんなときにたまたま
ネットサーフィンをしていて見つけたのが、
『ネットビジネス』という世界でした。
きっかけはいつも立ち回りの参考に見ていた、
あるスロットブログです。
なんでブログなんかやってんの?
社会人になってからも、
細々とハイエナメインで稼働は続けてました。
当時の情報収集は雑誌ではなく、
個人ブログ中心でした。
僕が学生の頃に比べると、
ネット上の情報の充実度は桁違いに上がっていたし、
しかも全部無料で見ることができます。
解析情報だけでなく、
具体的な狙い目・やめどきや、
立ち回り方まで教えてもらえます。
「なんて便利な時代なんや~^^」
とばかりにガンガン利用してました。
ところが1つだけ、
どうしても分からなかったことがありました。
「なぜわざわざ個人がネット上で、
情報を無料公開しているのだろうか…?」
無料とはいえ、有料の雑誌よりも
役立つ情報はたくさんあったし、
文章量・記事のクオリティなどを見れば、
書くのに相当な時間がかかっているように見えました。
とてもボランティアや趣味で
書き続けられるレベルのものではない
と思ったんですよね。
「何かブログを書くことに
僕が知らないメリットがあるのだろうか?」
そんな中で目に止まったのが、
『スポンサードリンク』という
文字の下に貼られた広告でした。
ネット上で稼ぐ自由人たち
ちょっとネットで調べてみたところ、
どうやら個人のサイトに『グーグルアドセンス』という
広告を貼ることで、クリック数に応じて報酬になるというものでした。
『自分の趣味や日常のことを、
ただネット上に公開するだけで報酬になる』
当時の僕にとっては初めて知る世界でした。
正直うさん臭いと感じることもありましたが、
これは・・・と思った僕は、どんどん調べました。
すると、副業だけでなく、
事業として取り組んでいる人もたくさんいるようでした。
さらに驚いたのが、
会社に属さずにネット上で稼いだお金だけで、
自由な生活をしている人がたくさんいる
という事実です。
大学を卒業したら会社に就職して、
毎日あくせくとお金のために働くものだ・・・
幼い頃から、そう信じて疑わなかった僕にとって、
かなり衝撃的な世界でした。
スロット(ギャンブル)で勝てることを
初めて知ったときと同じぐらいの
カルチャーショックでしたね(笑)
と同時に、「これだ!」と思いました。
僕は学生の頃からずっと、
レールの上を歩き続けてきました。
受験や就職などで仕方なく
選択を迫られた際は、周りに流されるか、
いかにも『安定』っぽい道を選んできました。
親に言われるがまま中学受験して、
大学までエスカレーターで上がってきました。
就職先もそれなりに規模が大きく、
安定してそうで、ぬるい雰囲気の会社を選びました。
ずっと会社に依存した生き方しか知らなかったし、
それが当たり前だと思っていました。
何年か働いていく中で不満もあったけど、
「週末しか子供に会えない」
と愚痴っている上司と同じように、
自分も会社のために人生の時間の大半を捧げるものなんだ。
そう思ってました。
何か嫌なことがあっても、
非情な現実にぶち当たっても、
スロットで鍛えた自慢の忍耐力で
ひたすら耐えてきたのです(笑)
しかし、ただ耐え続けるだけで、
明るい未来が切り開けることはありませんでした。
耐えて耐えて耐えて耐えて…
耐え抜いた先に見えたのは一筋の光!!
ではなく、
死んでも耐えきれないような
非情な現実なんだと、
数年間サラリーマンを経験して、
僕は知ってしまったのです。
勘違いしてほしくないのですが、
僕はサラリーマンを全否定してるわけではありません。
大企業に属さないと
できないことだってたくさんあるし、
仕事にやりがいを感じられるのなら、
それは素晴らしいことだと思います。
でも残念ながら僕は、
好きで仕事をやっていたわけではありませんでした。
そして何より、
『自分で自分の人生をコントロールできない』
ことに耐えられなかっただけです。
はっきり言って、今までの僕は本当に、
自立心のかけらもない人生でした。
でもそろそろ自分から、
何かを変える必要があったのかもしれません。
そんな僕の前に、突如として
ネットビジネスで生活している人が現れました。
誰かに雇われるか、スロット打つぐらいしか
お金を得る方法を知らなかった僕にとって、
価値観を大きく揺るがす出来事でした。
会社に依存せずに個人の力で稼ぎ、
時間と場所に縛られず、自由にデザインできる人生…。
めちゃめちゃ憧れたし、
そんな生活が手に入れられるなら
どんな努力でもできると思いました。
「今のまま安定した状態で変わりたくない」
という気持ちよりも、
「会社を辞めて、自由な人生を手に入れたい」
という気持ちが勝ったのです。
それは得体のしれない、
未開の地に足を踏み入れるような感覚でしたが、
頑張って挑戦してみる価値がある世界だという
確信はあったように思います。
僕の足元はぐらぐらと揺らぎ始めました。
当時の僕はネットビジネスについて、
まったくの知識ゼロだったので、
その9ヶ月後には脱サラしてるとは
知る由もありませんでした・・・。
続きは次回の記事をご覧ください^^
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