廃人スロッターだくおの物語
- 天井機能の登場
- ストック機の登場
- 4号機→5号機への移行
- 広告規制(イベント告知ができなくなった)
今振り返れば、
ここ十数年の間でもいろんな変化がありました。
状況が変われば当然、
勝ちやすい立ち回り方も変わっていきます。
ただ、期待値を取りやすい部分には、
いつの時代も共通する法則があります。
多くの人が見向きもしない、
気付いていない部分にこそ、
期待値は詰まっています。
今回は僕がこれまでのスロット人生の中で、
最も稼ぎやすかった時代の話を、
ランキング形式でお届けしていきます^^
第3位 とてつもなく荒い機種
「最近の機種は荒い」
いつの時代もよく言われている言葉ですね。
(5号機初期を除けば常に言われてる気がします 笑)
4号機末期の頃にも、
それはもうどうしようもないぐらい、
暴れん坊な機種がありました、
ニュー島唄。
こいつが超優秀なハイエナ台で、
通常モードの台を拾うことができれば・・・
それだけで期待値1万円以上。
その代わり今の5号機とは違い、
実質青天井です。
・通常時約1/270の初当たりを引いて、
・さらにそのうちの3分の1でビッグを引き、
・70%継続で3連以上させる。
やめるまでに越えなければならない
壁がこれだけあります。
今の機種みたいにとりあえず天井まで回して、
決められたタイミングでやめればいい
というような仕様ではありませんでした。
当然1台に拘束される時間も、
最大負け額もいくらになるか分かりません。
数十分であっさりと5万円勝つこともあれば、
1台のハイエナで何時間も拘束された上、
10万負けなんて話もよく聞きましたね^^;
ちなみに僕がこれまでの最大負け額を記録したのも、
このニュー島唄だったりします(笑)
あまりに飲み込みが激しい機種だったので、
途中で心が折れてやめてしまう人が続出しました。
ビッグ間1000ハマリは当たり前。
2000,3000ハマリも普通によく見る光景でした。
しかもビッグ間でハマればハマるほど、
モードが上がって期待値は上昇していく。
つまり、
前任者が折れてしまった台こそが、
最高に期待値が高い、絶好のハイエナ台となるんです。
こんな仕様だと、
いくら期待値重視の人でも、
敬遠する人も出てくるわけですね^^
僕の知り合いにも、
一度10万以上の大負けをくらってから、
「島唄はもう恐くて打てない…」
とトラウマになってる人もいました。
でもリスクを受け入れることができ、
絶対に折れない心を持っている人にとっては、
ニュー島唄ほど期待値を稼ぎやすい機種はありませんでした。
敬遠する人がいるおかげでライバルが少なく、
打ち始めても心が折れる人が多いので、
さらにおいしい状態で拾うこともできます。
基本的にリスクを受け入れられる人の方が、
期待値は稼ぎやすいし、長期的に見たら結果に結びつきやすいです。
多くの資産家は貯金ではなく、
投資にお金を回すのと同じですね。
それは今の時代でも変わらない不変の法則だと思います。
ちなみに撤去前にはボーナス確定時に
白くまばゆい光を放つ河豚ランプが
ほぼ全台、タバコの火で焼かれてました…。
河豚ランプ
↓↓↓
それほど、この台に
怨念を抱く人が多かったということです(笑)
第2位 5号機初期時代
4号機→5号機への大幅な規制がされた頃、
ホールの機種ラインナップは、
4号機末期の機種(番長・秘宝伝・北斗SEなど)と
5号機が混在していました。
「5号機は出ない」
「5号機は勝てない」
「スロットは終わった」
当時みんな口を揃えてこう言ってました。
たしかに5号機初期の台は波が穏やかで、
4号機の荒波に慣れてしまうと、
物足りなくなる気持ちも分かります。
しかし僕から見たら、
『めちゃめちゃおいしい状況』
でした。
客のほとんどは検定切れ間近の
4号機に夢中になっている横で、
僕はずっと5号機ばかり狙ってました。
店側も近々撤去される4号機よりも、
どうにかして5号機に客を付けようと必死だったし、
実際に設定を入れてくるホールもありました。
機械割はそれほど高くないものの、
設定判別しやすい台も多く、
ライバルは極端に少なかったんです。
・リオパラダイス
・スカイラブ
・南国娘
・エヴァシリーズ
主力だったのはこの辺の機種です。
機械割106~110%あたりの台を、
毎日のように打つことができました。
期待値にすると1日で3万~5万といったところです。
4号機末期の高設定の機械割が低く、
設定判別が難しい機種…
例えば初代番長(6の機械割が107%、設定判別困難)
とかに比べるとはるかに勝ちやすいし、安定します。
それでも世間の評価は、
「5号機は勝てない」
この1点張りでした。
もう本当に当時のスロット業界は、
お通夜ムードが漂ってましたね^^;
ディスクアップなど、
リセット狙いも有効な機種も多かったです。
液晶は通常画面で目立たないものの、
朝から内部的にCZで始まる台を、
一人でよくカニ歩いていた。
(ライバルは当然いません)
一般的に「勝てる・おいしい」
と言われ始めた時点で、
実はもうピークは過ぎています。
今のハイエナの現状を見れば、
よく分かりますよね。
ほんの1・2年前までは、
「ハイエナだけで月に50万なんか勝てるわけない」
「勝ってると言ってるやつは嘘だ」
とか言われてました。
しかし今やハイエナで勝てることは、
多くの人が知ってしまったし、
以前ほどおいしい状況ではなくなってきています。
そもそも今の情報化社会で、
ハイエナみたいに簡単に勝てる方法は、
みんな真似するのでライバルが増えがちですね。
そしてよく稼ぎやすい状況になるのは、
4号機→5号機への移行時みたいに、
大きな変化が起きたタイミングです。
世間は大きな変化に対して、
必ずと言っていいほど反発を起こしますが、
それは多くの人が変化に対応できていないだけです。
一見すると打ち手にとって不利になるように
しか見えない状況でも、
変化にうまく対応できる人にとっては、
逆にライバルと差をつける絶好のチャンスです。
勝つ方法を知っていることが大事なのでななく、
状況に合わせてより効率的に勝つ方法考えられる人が、
いつの時代も強いですね。
これは昔もこれからも変わらないと思います。
第1位 1Gも回さずに高設定が分かる店
ほんの4ヶ月間ほどでしたが、
本当にめちゃめちゃおいしい時期がありました。
朝一開店前にメールでオススメ機種が送られてくる店で、
対象になるのは1・2機種のみですが、
設定6(機種によっては5)がほぼ確実に数台入ります。
プロっぽい人もいたし、
朝の並び人も何人かいて、
「それなりに使えそうな店だな」
と思ったので、常連の動きや
高設定の入る位置から店の癖を探ろうとしました。
そして、ある事実に気付いたのです。
『対象機種のうち数台だけ朝一の出目が前日と違う?』
どいうことかというと…
この店は朝一7揃いにはしません。
そして“設定変更した台だけ”朝に1G回されていたのです。
連日観察してみましたが、
どうやら高設定以外は、
ほとんど設定変更されないようでした。
つまり、朝一の出目が前日と違えば、
それだけでほぼ高設定(5 or 6)確定。
しかも誰も気付いてないっぽい(笑)
対象機種は当日の朝にならないと分からなかったので、
前日の下見では全200台以上の出目をすべてメモしました。
できるだけ店員や常連に怪しまれないように
するために、僕は携帯(当時はガラケー)の画面を見ずとも、
超高速で出目をメモする技術を身に付けました。
しょせんは期間限定のバブルみたいなもの。
そのうち対策はされるのは間違いないですが、
できるだけ長く使いたかったですからね^^
しばらく通ってると、
朝の並び中に常連から話しかけられるようになりました。
(ちなみに出目の件について、常連は気付いてません)
常連「今日はどの台打つんですか?」
おそらく、時間ロスを防ぐために、
事前に狙い台が被ってないか確認したかったんでしょうね。
この店は入場整理が適当で、
朝は扉が開いた瞬間にみんなダッシュ!
もたついていると狙い台が取れなくなるし、
朝の動き方は超重要なんです。
正直言って、僕は困りました^^;
狙い台なんか事前に決まってなくて、
朝の出目を見てどの台を打つか決めるのだから(笑)
そして、出目で変更台が丸分かりなのは
絶対に常連に知られてはいけない…。
僕 「いやーまだ決めてないんですよね…」
結局こんな煮え切らない返事しかできず…
常連からは愛想の悪い変な奴だと思われていたかもしれませんね。
結局このバブルは4ヶ月ほど続きました。
思ったよりも長続きしたほうだと思います。
早朝から並びさえすれば、
設定5・6がほぼ確実に打てるという
何とも素晴らしい時期でした。
続いての【番外編】その2は
みんな大好きメシウマな思い出話です(笑)
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以下からどうそ!
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