廃人スロッターだくおの物語
スロット歴15年で最も負けた日
両替機と台の間を往復するのは、
これで何回目だろうか…。
つい2時間前にまとめて両替した3万円も
すべて飲まれ、ATMから下ろした金を握りしめて、
また両替機の前に立っていた。
もはやイラつきを通り越して、
無心でサンドから台にメダルを移動させるだけの
ルーチンワークと化していました。
その日一緒に打っていた友人は、
僕が引き弱なときは、ニヤニヤしながら
「ざまぁwwww」
と言わんばかりにネタにしてくるのですが、
そんな友人でさえ、この日ばかりは
死んだ魚のような目をした僕を見て、
言葉なく、あわれみの視線を送るのでした。
その日、打っていた機種はこいつです。
↓↓↓
最も稼げた時代トップ3でも登場した、
ニュー島唄です。
稼ぎやすい機種なのですが、
とにかく底なし沼のような荒い機種で、
10万クラスの負けはよく見かけるし、
自分でも何度か経験したことがありました。
しかしこの日の投資額は、
夕方ごろにはすでに15万円に達していました。
当然乱れ打ちとかではなく、
たった1台をハイエナで打っただけです。
ニュー島唄の特徴を復習すると、
・通常時約1/270の初当たりを引いて、
・さらにそのうちの3分の1でビッグを引き、
・70%継続で3連以上させる
この3段階を踏んで、
やっとやめることが許されます。
ビッグ間でハマればハマるほど、
モードが上がって期待値は上昇していくのですが、
この日は朝から打っていて、
一切ヤメ時が訪れることがありませんでした^^;
・初当たり引けない
・初当たり引いても3分の1のビッグが引けない
・ビッグ引いても70%継続が引けない
やめられない要因3つが
すべて当てはまる最悪の展開です。
鳴ってもほぼバケ
↓
数千ゲームぶりにビッグ揃う
↓
「はいはい、どうせ単発だろ…」
↓
やっぱり単発
そんな展開を繰り返し、
みるみる諭吉さんは吸い込まれていき、
ついには投資額15万を超え。
いつも財布には10万ぐらい入れてたのですが、
この日はATM2・3往復ぐらいしました(笑)
すでに負けはほぼ確定なので、
勝ち負けよりも早くこの悪魔のような台から
解放されたい一心でした。
さらに時間は過ぎた夜、
ついにビッグボーナス降臨!
「この一打にすべてをかける!!」
も2連終了…。
そのメダルもすぐに飲まれてしまいました。
気付いたらすでに閉店1時間前。
丸1日同じ台をぶん回して、
データカウンタに刻んだビッグ回数は一桁。
打ち始めた朝には全く想像していなかったが、
まさかの「時間切れ」でゲームセット。
-180000円
これが僕の長いスロット人生における、
1日での最大負け額です。
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