主にAタイプの設定判別でよくある勘違い。
ボーナス同時当選率の見方について、2つのタイプ別にまとめていきます。
この記事を読むことで、実際は高設定挙動なのに低設定挙動と誤判断してしまうようなことはなくなりますし、また設定判別の労力も最小限に抑えることができます。
それではご覧ください。
ボーナス重複分にのみ設定差があるタイプ
【代表例】
クレア眠り…チェリー
偽物語A…スイカA・チェリー
ブラクラ3…弱チェ・スイカ・チャンス目A
特に最近の台に多いですが、このタイプではボーナス非重複の単独小役をカウントする必要はありません。
ボーナス同時当選フラグに設定差があるから、結果的にトータル小役確率にも設定差が生まれているだけだからです。
クレアのチェリーをカウントしている人をたまに見かけたりしますが、ボーナス重複分のみカウントが正しいやり方です。
小役確率全設定共通で同時当選率にのみ設定差があるタイプ
【代表例】
ハッピージャグラー…角チェリー
初代シェイク…チャンスリプレイ
※ハピジャグはチェリー重複時のBR比に設定差があるので、厳密には同時当選率だけでは不十分。ただし以下ツイート記載の「総回転数は無関係」の法則は同様に当てはまります。
Aタイプの設定判別でよくある勘違い。
小役確率が全設定共通で同時当選率にのみ設定差があるケースは、基本的に同時当選率だけ見れば大丈夫です。(ただしBR振り分けに設定差がある場合は例外)
まどマギでスイカからのマジチャレ当選率は見るけど、マジチャレ出現率を気にする人がいないのと同じ。— だくお@期待値見える化 (@dakuo_slot) 2018年2月19日
さっきのツイートで僕が伝えたかったのはこれです。
ボーナス同時当選・非当選の出現率を別々にカウントする方が一般的だしこれも正しい。
でもトータル小役確率が全設定共通なら同時当選率だけで見ても数学的にまったく同じ結果になります。
判別要素は少ない方が、誤ることがないのでおすすめ。 https://t.co/cLmsQtzvdI— だくお@期待値見える化 (@dakuo_slot) 2018年2月19日
例えばチャンリプ確率が1/50、同時当選率が設定1で10%、設定6で50%の台で、1000G回してチャンリプ2回中1回当選の場合…
同時当選を1/1000でしか引けていない点に着目してしまうと低設定寄りと勘違いしてしまう可能性がある。
単独チャンリプ引けていない点も考慮すると、これは間違い。— だくお@期待値見える化 (@dakuo_slot) 2018年2月19日
試行回数1000回中998回は設定差のない49/50(チャンリプ以外)を引いているだけなので、チャンリプ同時当選だけに絞れば一切設定判別要素とはならない。
つまり総回転数は無関係ということ。
仮に総回転数が2Gでも1000000000Gでも数学的な判別結果は同じ。— だくお@期待値見える化 (@dakuo_slot) 2018年2月19日
Twitterでの反応を見る限り、こちらの方が誤解されている方が多い印象を受けました。
通常時の小役重複でこのタイプの機種は最近かなり少なくなってきていますが、いわゆる「比率判別」というものはすべてこの考え方を流用したものです。
- 番長3のART中共通・押し順ベル比率
- サザンアイズ(設定C以外)のCB中ベル・1枚役
- B-MAXのREG中予告音ハズレ・BOMB揃い
上記はいずれも判別対象2役の合算確率が全設定共通のため、総回転数は判別結果に影響せず、比率だけ見ればいいパターンです。(番長3はなぜか設定4だけベル合算確率が解析上他設定とズレますが…)
かなり細かいところに突っ込んだ記事でしたが、参考になれば幸いです!
例えばチャンリプ確率が1/50、同時当選率が設定1で10%、設定6で50%の台で、1000G回してチャンリプ2回中1回当選の場合…
同時当選を1/1000でしか引けていない点に着目してしまうと低設定寄りと勘違いしてしまう可能性がある。
単独チャンリプ引けていない点も考慮すると、これは間違い。
同時当選率の分母はあくまでチャンスリプだから
総ゲーム数やチャンスリプ確率など関係なく
この場合は1/2で当選してるから6寄りという
認識では間違いなのでしょうか?
同時当選が1/1000の言い回しが
よくわからなく質問しました。
遅くなりましたがいつも参考にしています。
1/2で当選してるから6寄りという認識で間違いないです!
1/1000の言い回しは、総回転数を分母にしたチャンリプ+ボーナス出現率のことですね。
1000回転で1回なので、設定6の1/100(1/50の50%)に対して大幅に足りていないです。
でも実際はチャンリプ自体を引けていないだけなので、例に挙げたケースでは設定6寄りになります。
そういうことですね。
ご回答 いただき ありがとうございます。
細かい話に関連してですが、天井期待値について解析発表後に再計算されてる場合とそうでない場合(初当たりや実践値から逆算のまま放置している)を明確にしていただけると助かります。
例えば慶次の槍だと天井恩恵が強くて1.8倍で計算している。と明記していただいてるので天井恩恵(解析)が織り込まれてる数値だなとわかるんですが一方でバイオリベレーションの10スルー以降は戦慄状態期待度が大幅アップという解析が出た後に、それを利用して出した数値なのか実践値からの暫定版のまま更新されていないのか(むろん、実践値でも当選確率がUPしてるので結構な精度で織り込まれていることは理解してます)が記事だけからはよくわからないです。
更新日時を残していただくとか解析に準じた数値に変更!みたいな注釈をいれていただけると助かります。
最近は5000台~みたいな比較的少数の台だと初当たりからの逆算で暫定的に期待値を出して後はフォローせずに放置してるブログが結構多いので(だくおさんのところではないです。念のため。)扱いに困ることが多いです。
ご意見ありがとうございます!
一応天井期待値は表タイトルの横に更新日を記載しています。(バイオリベも含む)
解析を加味して再計算した場合はその旨も書くようにしているつもりですが、もしかしたら漏れがあるかもしれません。
解析が出たのに更新がない台は僕がサボっているか、解析ベースより実践値ベースの方が精度が高いと判断してあえて放置しているかのどちらかです。
すべての解析値を完全に考慮できていない点は申し訳ないです。
ちょっと私の認識と違うのですが
ボナフラグとCZ系のチャンス役で考え方かわりませんか?
メイン基板抽選のボナフラグの場合は、乱数の中に
・通常チャンスリプ
・チャンスリプ+ボナ
がそれぞれ別のひとつの乱数としてあるはずです
サブ基板?で抽選されてるCZのようなものは、チャンス役ひいてそれから抽選?という認識なので、
チャンス役自体が引けてない
という考え方は通用するのかな、と思いますがそのへんどうなんでしょうか?
台の仕組みとしてはおっしゃる通りですが、計算する上でメイン基板かサブ基板かはあまり関係がないんですね。
例えばサブ基板抽選の代表例としてまどマギのマジチャレ突入率を
・マジチャレ非当選スイカ
・マジチャレ当選スイカ
と無理やりメイン基板抽選のように別フラグとして考えたとしても、最終的な抽選結果・判別結果いずれもまったく同じになります。