スマスロ北斗の拳|冷遇区間中の通常時モード移行率は冷遇されているのか?

スマスロ北斗の拳

期待値見える化のだくお(@dakuo_slot)です。

この記事ではスマスロ北斗の拳の通常時モード移行率について、解析・実戦値をもとに深堀りしています。

冷遇区間滞在中は通常時のモード移行率が変化するのか?
(解析値通りの抽選が行われているのか?)

気になっている方は必見です!

だくお
※個人の感想です。結果には個人差があります

【前提情報】冷遇区間について

本題に移る前に、まずは前提情報の確認です。

北斗には初当たり確率やBB連が冷遇されている区間が存在する

いわゆる「冷遇区間」というやつです。

もちろん解析は出ていませんが、北斗で何かしらの冷遇区間が存在する確率はヴヴヴでミミズモードが存在する確率と同じぐらいなので、ある前提で話を進めていきます。

あと「冷遇はあるけど優遇はない」っていう人がたまにいますが、冷遇があるなら逆に全体平均より優遇されている区間も100%存在します。

AT終了後の開始モードは一律ではない

簡単に言うとたくさん出た後は天国スタートしづらく、単発後やハマり後は天国スタートしやすい傾向があります。

解析値として公表されているAT終了後のモード振り分けは、全状態の平均値だと考えられます。

データ上も明らかですし、多くの方が実際に打って体感されているかと思います。

上記については正しい前提で、

冷遇区間滞在中は通常時のモード移行率が変化するのか?
(解析値通りの抽選が行われているのか?)

について検証するのがこの記事の目的です。

通常時のモード移行率

まず解析値としてメーカーから公表されている設定1のモード移行率がこちらです。

地獄モード滞在中
成立役 地獄へ 通常へ 天国へ 前兆へ
角チェリー 94.03% 5.69% 0.12% 0.15%
中段チェリー 68.75% 6.25% 25.00%
弱スイカ 67.58% 30.09% 2.00% 0.33%
強スイカ 68.67% 24.95% 6.38%
チャンス目 75.00% 24.19% 0.19% 0.61%
通常モード滞在中
成立役 地獄へ 通常へ 天国へ 前兆へ
リプレイ 11.72% 88.28%
角チェリー 95.97% 3.75% 0.28%
中段チェリー 62.50% 12.50% 25.00%
弱スイカ 67.55% 31.19% 1.26%
強スイカ 89.80% 10.20%
チャンス目 75.00% 23.53% 1.47%
天国モード滞在中
成立役 地獄へ 通常へ 天国へ 前兆へ
リプレイ 7.81% 3.91% 88.28%
角チェリー 98.25% 1.75%
中段チェリー 100%
弱スイカ 89.34% 10.66%
強スイカ 50.00% 50.00%
チャンス目 75.00% 25.00%

※レア役以外のモード昇格率は不明

当記事で行っているシミュレートでは、上記のモード移行率を使用しています。

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地獄スタートシミュレートVS冷遇実戦値

設定1のモード移行率解析をもとに、初当たり30万回分のシミュレートを実施。

そのシミュレート結果と前回ATで1500枚以上出た後の冷遇区間実戦値を比較し、初当たり確率やゾーン分布にどのような違いが出るのかを検証していきます。

シミュレートはあくまで解析ベースであり、現時点で判明している解析内で考えられる最低状態を想定しています。

シミュレート条件
  • AT終了後は地獄モードスタート固定
  • レア役からのモード移行率は設定1の解析値を使用
  • リプレイ・ハズレからのモード昇格は考慮しない
  • 通常時ベルナビによる天国移行は考慮しない
シミュレートVS冷遇の条件比較
項目 シミュレート 冷遇区間
設定 設定1 市場平均
開始モード 地獄固定 地獄割合高め
(実戦値ベース)
レア役以外の
モード昇格
非考慮
(無抽選扱い)
考慮
(実戦値ベース)
通常時ベルナビの
天国移行
ゾーン分布比較

スマスロ北斗の拳 地獄スタートシミュレートVS冷遇区間実戦値

※冷遇区間実戦値は前回ATで1500枚以上出たサンプルを集計

0GからAT当選まで打ち切った際の初当たり確率は、地獄スタートシミュレートが1/440.5、冷遇区間実戦値が1/499.2

特に浅いゲーム数での差が顕著。地獄スタート固定が効いている1~50Gはシミュレートの方が少しだけ初当たりが重くなりましたが、51~800Gはすべての区間でシミュレートより冷遇区間実戦値の方が初当たりが重い結果になりました。

大事なことなので繰り返しますが、シミュレートはレア役からのモード移行率は設定1の解析値ベース、前回AT終了後は地獄スタート固定、さらにレア役以外のモード昇格は無抽選という激辛条件です。

それでもなお、冷遇区間実戦値の方が初当たりが大幅に重い……。

今回の検証では高設定も混ざった市場平均のサンプルを使用していますが、設定1相当のサンプルならさらに重いです。

この結果は冷遇区間滞在中はレア役のモード移行抽選が解析値以下の確率でしか行われていないことを裏付ける証拠になります。

解析は正しい

ここは絶対に誤解してほしくないのですが、僕はモード移行率が状態によって変わるからといって「解析が嘘だ!」と言いたいわけではありません。

解析として公表されているモード移行率は、全状態の平均値なだけ。

解析値は常にその確率で抽選されていることを保証するものではなく、全状態の平均値の場合があるのは過去機種でも多くの前例がありますし、特に珍しい話ではないです。

もう一つ別の観点からも、解析は全状態の平均値である根拠を挙げておきます。

最近のスロットの解析は256分母(16/256=6.25%など)が基本ですが、北斗のモード移行関連で公表されている解析値の多くは256分母ではない中途半端な数値となっています。

これって常に解析値通りの確率で抽選されているのなら、めちゃくちゃ不自然なんですよね……。

ただし全状態の平均値を解析値として公表している場合は、必然的にそうなります。(これも多くの前例があります)

こんな中途半端で不自然な数値をわざわざ小数点以下第二位まで公表してくれているのだから、その数値自体を疑う理由はないです。

キリの良い数値は一律抽選の可能性が高い

逆にモード移行率がキリの良い数値になっている箇所(中段チェリー全般や天国中の強スイカ・チャンス目など)は、優遇・冷遇区間の影響を受けず常に解析値通りの確率でモード移行抽選されている可能性が高いと考えています。

またリプレイからのモード転落率についても、天国→通常以下と通常→地獄がいずれも11.72%(30/256)とキリの良い数字であることから、優遇・冷遇区間の影響は受けない可能性が高いと考えています。

立ち回りへの影響

設定狙い

設定狙いで注意したいのが、優遇・冷遇区間の存在によって設定差が歪められている点です。

特に弱レア役からのモード昇格率には大きな設定差があると言われていますが、これも状態によって変化してしまいます。

例えば高設定でも冷遇区間中は弱レア役でもモードが動きづらい、逆に低設定でも優遇区間中は弱レア役でもある程度はモードが動きやすくなるはずです。

AT後の天国スタート率も同様。優遇区間なら解析値以上に天国スタートしやすいし、冷遇区間なら地獄スタートが多めです。

解析上の天国スタート率は25.8%(設定1)~35.9%(設定6)とたいした差がないですが、天国スタートする状況(優遇or冷遇区間)によって高設定期待度が変わる可能性があることは頭に入れておいた方が良さそうです。

天井狙い

優遇・冷遇区間は通常時のモード移行率にも影響するので、当然天井の狙い目にも影響してきます。

特に浅いゲーム数から狙うほど影響が大きくなるのですが、実戦値では600G~とかでもそこそこ変わってきますね。

有料noteではデータカウンターを参照しながら過去履歴を入力するだけで、現在が優遇区間なのか、冷遇区間なのかを自動的に判定し、さらに天井期待値まで自動計算してくれるツールも付けています。

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スマスロ北斗の拳 ツールアクセス数

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まとめ

  • スマスロ北斗に優遇・冷遇区間は、ありまぁす!
  • 冷遇区間滞在中はレア役のモード移行抽選が解析値以下の確率でしか行われていない
  • 解析値として公表されているモード移行率は、全状態の平均値である
  • 設定狙いでも天井狙いでも、優遇・冷遇区間は必ず意識した方がいい
だくお
※個人の感想です。結果には個人差があります

1 個のコメント

  • 有利区間切れ直後のバトルパートで負けてAT終了した場合、優遇・冷遇区間どちらになるのでしょうか?
    高設定を打ってる時有利区間切れを辞め時の判断材料にしているので気になります。

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