期待値見える化のだくお(@dakuo_slot)です。
この記事では「S鉄拳4デビルバージョン(鉄拳デビル)」フリーズ確率の設定差について大量実戦値で考察しています。
「デビルゾーン中のフリーズが大幅に下振れ?している」
「設定2メインのホールでフリーズしているのをあまり見かけない」
「フリーズ確率には設定差があるのでは?」
こういった噂がTwitterなどで流れているのは以前から把握していましたが、絶対に間違えたくなかったので、確信持てるまでは具体的な言及は控えていました。
そして今回、99.9%間違いないだろう…っていうレベルまで検証することができたので、詳細を記事にまとめました。
解析で分かっていること
まずはフリーズ関連で既に解析が出ている情報まとめ。
デビルゾーン中のフリーズ期待度
デビルゾーン突入時のフリーズ期待度は約14%(設定1)。デビルゾーンは平均120G継続(設定1)するので、デビルゾーン中のフリーズ確率は1/800前後になります。
ただし現時点で解析が出ているのは設定1のみ。設定2~設定6のフリーズ期待度は一切公表されていません。
デビルゾーン移行率
設定 | 移行確率 |
---|---|
1 | 1/804.3 |
2 | 1/858.8 |
3 | 1/824.3 |
4 | 1/850.8 |
5 | 1/820.4 |
6 | 1/803.2 |
デビルゾーン移行率は全設定解析が出ていて、若干の設定差はありますが誤差レベルです。
よって、もしデビルゾーン中のフリーズ確率が全設定共通なら、通常時ゲーム数を分母にしたフリーズ出現率もほとんど変わらないはずです。
ホール毎のフリーズ出現率を比較
大量のホールデータからフリーズ確率の設定差を検証するにはどうすればいいか?
色々試行錯誤した結果、設定状況の異なるホール毎にフリーズ出現率を集計・比較することにしました。
比較対象は以下の2パターン。
- 設定1メインのホールデータ
⇒全台平均のCZ成功率が16%未満のホール - 設定2以上が多数使われているホールデータ
⇒全台平均のCZ成功率が20%以上のホール
※集計上はDZ準備もCZに含んでいるので、ジャッジメントバトルの勝率はもう少し高くなる
※累計15万G以上のサンプルが集まったホールのみ対象とする
※平均CZ成功率が16%~20%の中途半端なホールはすべて対象から外す
①設定1メインのホールデータ
項目 | ①設定1メイン |
---|---|
通常時サンプル | 約1423万G |
初当たり | 1/365 |
CZ成功率 | 14.9% |
CZ経由AT出現率 | 1/2600 |
フリーズ出現率 | 1/6490 |
AT出現率合算 | 1/1856 |
推定ホール割 | 97.6% |
設定1メインで、設定2以上も多少は含まれているサンプル。フリーズ出現率は1/6490になりました。
表内のフリーズ出現率には通常時フリーズ分も含まれているので、大体の数値ですがデビルゾーン移行時のフリーズ期待度は12%前後と予想。
このサンプルでも公表値のフリーズ期待度約14%(設定1)は若干下回る結果となっています。
②設定2以上が多数使われているホールデータ
項目 | ②設定2以上多数 |
---|---|
通常時サンプル | 約990万G |
初当たり | 1/382 |
CZ成功率 | 21.6% |
CZ経由AT出現率 | 1/1841 |
フリーズ出現率 | 1/10023 |
AT出現率合算 | 1/1555 |
推定ホール割 | 98.9% |
続いて設定2以上が多数使われているホール。設定1も一部含まれますがホール割98.9%なので平均設定はそれなりに高いホール群です。
フリーズ出現率は1/10023とかなり重め。
こちらも通常時フリーズが含まれているので大体の数値ですが、デビルゾーン移行時のフリーズ期待度は8%前後と予想。
公表値のフリーズ期待度約14%(設定1)は大幅に下回る結果になりました。
推定高設定のフリーズ出現率
こちらはホール毎ではありませんが、推定高設定のサンプルも集計してみました。
以下2つの条件両方に当てはまる台のみ対象としています。
- 1日で通常時4000G以上回っている
- 終日のCZ成功率が35%以上
(DZ準備もCZに含んでいるので、ジャッジメントバトルの勝率はもう少し高くなる)
項目 | ③推定高設定 |
---|---|
通常時サンプル | 約179万G |
初当たり | 1/424 |
CZ成功率 | 42.5% |
CZ経由AT出現率 | 1/1028 |
フリーズ出現率 | 1/13466 |
AT出現率合算 | 1/955 |
推定ホール割 | 110.1% |
フリーズ出現率は1/13466と、これまでのサンプルの中で最も重い数値になりました。
デビルゾーン移行時のフリーズ期待度は推定6~7%ほどしかなく、当然ながら設定1の公表値は大幅に下回っています。
まとめ・立ち回りへの影響
項目 | サンプル | ||
---|---|---|---|
① | ② | ③ | |
通常時サンプル | 約1423万G | 約990万G | 約179万G |
初当たり | 1/365 | 1/382 | 1/424 |
CZ成功率 | 14.9% | 21.6% | 42.5% |
CZ経由AT出現率 | 1/2600 | 1/1841 | 1/1028 |
フリーズ出現率 | 1/6490 | 1/10023 | 1/13466 |
AT出現率合算 | 1/1856 | 1/1555 | 1/955 |
推定ホール割 | 97.6% | 98.9% | 110.1% |
①設定1メインのホール
②設定2以上が多数使われているホール
③推定高設定
- CZ成功率が高いほどフリーズ出現率が下がる
- フリーズ出現率が低いホール・台の方が平均機械割が高い
- 実際に公表値のフリーズ期待度約14%(設定1)を大幅に下回っているホールは多数存在する
以上の結果から、設定2以上はデビルゾーン中のフリーズ確率が冷遇されているのが濃厚です。
設定別デビルゾーンの価値
設定不明のホールデータをもとに検証しているので奇数・偶数設定の差など細かい部分は分かりませんが、分かる範囲で考察していきます。
まずホール割98%前後とそれなりに回収しているにも関わらずフリーズ確率が設定1より大幅に重いホールが多数存在することから、設定1と設定2でも大きめの設定差があるはずです。
設定2のフリーズ確率は悪く見積もると設定1のさらに1/2程度になりそうですが、それでもデビルゾーン自体で機械割105%ぐらいはあるので、他に打つ台がなければ回して大丈夫だと思います。
ただし、設定2以上のDZ準備は基本的に打つ価値なしです。
また高設定のフリーズ確率はさらに下がる可能性が高く、デビルゾーン中は期待値微プラス(機械割105%以下)~最悪プラマイゼロ付近まで下がりそうです。
おそらく高設定の最適なやめどきは有利区間リセット即やめ。特に閉店前はデビルゾーン中でも早めにやめるのが無難だと思われますが、設定5はフリーズ確率が高いままの可能性も十分あるので細かい判断はおまかせします。
ホール系列ごとの特徴
鉄拳デビルの運用方針は系列によって明確に分かれていました。
例えば都内のメッ●系列はほとんどの店舗が「②設定2以上が多数使われているホール」のグループに属していて、鉄拳デビルに関しては設定1をあまり使わず薄利で運用されていることが分かります。
このようなホールではジャッジメントバトルの勝率は高い分、天井狙い・有利区間引き継ぎ狙いの期待値は設定1より高くなるので、ボーダーを下げて強気に攻めるのもあり。
逆にデビルゾーンの期待値が設定1の理論値(3528円・125.1%)より下がるので要注意です。
一方、●●ッ●●系列は集計対象とした店舗の多くが「①設定1メインのホール」のグループに属していて、「②設定2以上が多数使われているホール」は1つもありませんでした。
普段から集計していて据え置き率がかなり高い系列なのは知っていたので、ほぼペタピンなのも納得ですね(笑)
DZ準備狙いするなら、こういうホールの方がおすすめです。
この記事でまとめたように、CZ成功率・フリーズ出現率を集計すれば、自分の通うホールのベースが設定1か設定2かはある程度見えてきます。
鉄拳デビルだけでなく、その店の6号機の設定ベースを把握する上でも価値のあるデータになるはずです。
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いつも参考にさせて戴いている者です。デビルゾーンについてですが、1は使わず、56も絶対に無い設定2~4のホールでは有利区間リセット後、即ヤメでOKでしょうか?
銅トロフィーで設定2濃厚台でフリーズひけました。完走後3000枚飲まれる 笑