だくお(@dakuo_slot)です。
黄門ちゃま女神盛の天井期待値を3パターンの条件で計算してみました。
今さら再計算しようと思ったのは、Twitterでバズっていたkura@スロ垢さんのnoteがきっかけです。
ちゃま女神の天井狙いについての記事を書かせていただきました!
近くに設置がある方は読むと得する情報があると思います☺️
無料公開しているので、良かったら読んで下さい🙇♂️パチスロ黄門ちゃまV女神盛‐MEGAMORI‐ 天井狙いについて|kura@スロ垢 @kura91731099 #note https://t.co/tJvgE1Zkvt
— kura@スロ垢 (@kura91731099) 2020年1月29日
黄門ちゃま女神盛の狙い目について、結論に至るまでの考え方も含め非常に分かりやすく解説されているので、ぜひ読んでみてください!
この記事では実戦値を元にした期待値計算という角度から、考察しています。
シミュレート期待値はメーカー発?
かなり甘い数値となっているスロマガの天井狙いのシミュレート期待値について、まずは僕の考えを書いていきます。
実はスロマガとまったく同じ数値が、ガイドステーションやDMMぱちタウンにも掲載されています。
等価なら250Gから2000円と激甘です。
【ゲーム数別・シミュレート条件】
・設定1
・AT当選まで打ち、AT終了(引き戻しゾーン終了)でヤメ
・カウンターの状況はランダム(シミュレート上の平均値)引用元:DMMぱちタウン
複数の媒体で情報が被っていることから、今回のシミュレート値はスロマガが独自に出したのではなく、通常の解析値と同じくメーカーから各媒体に渡された数値である可能性が高いです。
メーカー発の期待値ってたまにあるのですが、大体は稼働促進を目的に拡散されるものだと思っています。
そして基本的には期待値が高い方が稼働促進につながるし、メーカーにとって利益になるので、数字をそのまま鵜呑みにするのが危険な場合が多々あります。
具体例を挙げると、かなり昔の台ですが戦コレ2のメーカー発シミュレート期待値では、開始時点で本前兆中という実際のホールではほぼ有り得ないような条件も含まれていました。
詳しくは以下の記事で考察しています。(もう5年近く前か…)
天井期待値は計算自体が正しくでも前提条件によって結果が変わるものですし、一概に間違いだとは言いません。
しかし、実際にホールで本前兆中の台を拾えるかというと疑問が残ります。
こういった事例もあるので、黄門ちゃま女神盛のシミュレート期待値もそのまま鵜呑みにするのではなく、「その数値がどのような条件で算出されたものなのか」をしっかり理解した上で参考にするべきです。
算出条件別の天井期待値
シミュレート値の話は一旦置いておいて(また後で出てきます)、自分でも計3パターンの条件で期待値計算してみました。
- 実戦値とほぼ完全リンク
- 前兆・CZ・連続演出中を除外
- ポイントが両方0スタート
さきほど「天井期待値は前提条件によって変わるものだ」と書きましたが、特に黄門ちゃま女神盛みたいにポイントの影響が大きい台、周期タイプの台などは差が出やすいので、前提条件は必ず確認した方がいいです。
※設定1、AT終了後即ヤメ
※天井振り分けは解析値、その他ゾーン期待度は実戦値ベース
※天井恩恵(仮天井も含む)は通常初当たりの+24枚
※AT中の平均純増2.0枚と仮定
計算に使用した実戦値は、以下の記事で公開しています。
パターン① 実戦値とほぼ完全リンク
※ポイントは開始ゲーム数時点での平均値とする
※開始時点で前兆中・CZ中・連続演出中のケースを含む
シンプルに実戦値をそのまま期待値計算に落とし込んでみました。(設定1の初当たり・機械割になるよう若干の補正は加えています)
50Gから期待値プラス。200Gから1830円と浅いゲーム数からかなり高くなっていますが、これはポイント0からスタートするAT終了時~150G付近までの初当たり確率が重いのが原因です。
そしてここが重要なのですが……
この実戦値と完全リンクさせた期待値、各媒体に掲載されているメーカー発シミュレート値と非常に近い結果になりました。
「わざとシミュレート値に寄せたんじゃないか?」と思う方は、ゾーン実戦値を元に自分で計算してみてください。似たような結果になるはずです。
おそらくシミュレート期待値はポイント数だけでなく、状態(前兆中・CZ中・連続演出中など)もすべて開始ゲーム数時点での平均値で算出されているのではないでしょうか。
極端な話、ポイント両方MAXの状態で座って次ゲームでAT直撃といったケースも含まれているということ。
この仮説が正しければ、現実的な期待値よりも高めになっているので、シミュレート期待値も鵜呑みするのは危険です。
パターン② 前兆・CZ・連続演出中を除外
※ポイントは開始ゲーム数時点での平均値とする
※開始時点で前兆中・CZ中・連続演出中のケースは“含まない”
パターン②ではもう少し現実に近づくように前提条件を変えました。
パターン①と同じく実戦値をベースとしていますが、異なるのは開始30G間は初当たりを引けない条件にすることで、疑似的に前兆中・CZ中・連続演出中といった現実的には拾えないケースを除外し、期待値が高くなり過ぎないよう調整している点です。
ちなみにこの手法は、他機種の期待値を実戦値ベースで計算する際にも頻繁に活用しています。(ゲーム数の範囲は機種特性に合わせて変えていますが、黄門ちゃまの30Gは長めです)
実際は通常時スタートでも30G以内に当選することもありますが、逆にCZ中スタートでも30G超えることはあるので帳消しだと思ってください。
この条件でも300Gから約2000円。333Gを抜けてもギリギリ打てるラインなので、まだかなり甘いですね!
パターン③ ポイントが両方0スタート
※ポイントは両方とも0スタート
※開始時点で前兆中・CZ中・連続演出中のケースは“含まない”
ポイント数が平均より少ない状況における押し引きの判断材料にするため、ポイントが左右ともに0スタートという激辛条件を再現して計算してみました。
どういう手法で計算してるか簡単に解説。
- 開始から150G間はAT終了~150Gの実戦値を参照
- 開始から151G以降は実際のゲーム数での実戦値を参照
- ただし開始から150G以内に仮天井(333G・555G・777G)がある場合は、仮天井のみ通常通りの確率で抽選
例えば350G開始の場合、500Gまでは0~150Gと同じ確率でしか初当たりを引けないように条件設定しています。
喝ゾーンとか細かい点は考慮できていませんが、これで大体ポイント0スタートの再現はできていると思います。
実際にAT終了後以外でポイントが両方0になることは少ないですが、どれぐらいポイントの影響が大きいかの目安にしてみてください。
まとめ・狙い目
各パターン別の天井期待値を比較するとこのようになります。
- 実戦値とほぼ完全リンク←シミュ値とほぼ一致
- 前兆・CZ・連続演出中を除外
- ポイントが両方0スタート
機械割ver
メーカー発のシミュレート値とほぼ一致したパターン①の期待値は、ポイントだけでなく状態(前兆中・CZ中・連続演出中など)もすべて開始ゲーム数時点での平均値なので鵜呑みするのは危険です。あくまで参考程度に。
実際の期待値はパターン②とパターン③の間に収まることが多いはずなので、この2つの表を参考に狙い目を調整してみてください。
今回改めて計算した上での個人的な意見は
- ポイント不問で打つなら最低でも400Gは欲しい
- 女神箱のポイントが残り100以内まで貯まっていれば250Gぐらいから狙えるが、早めに女神箱MAX→スルーしたら一旦ヤメが無難
といった感じです。
しかし、もっと浅いところから狙って結果が出ている方がいるのも事実ですし、僕の意見が100%正しいとは限らないです。(kuraさんのnoteにも天井狙い130台分の実戦データが掲載されてます)
ポイント主体の台は机上計算が非常に難しいので、正直言ってすごく自信があるわけではないです。
もちろん多くの方に記事を読んでもらっている以上、より正解に近いベターな選択肢を提供したいとは思ってますが、特に今回の記事ではもっと根本的な「考え方」を伝えたかったです。
- その情報の出典元はどこか?
- どのような意図で情報が出されているのか?
- 実戦に活かせる情報なのか?
過去の事例や実戦値など複数の観点から検証し、真実に近付いていく。見える化する。
結果だけでなく、そこに至るプロセスや考え方も分かるように書いてみたつもりです。
その分普段よりも小難しい話が多くなってしまいましたが、参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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